<講演会>「ウズベキスタンでの農村復興活動―養蚕とウズベキスタンの絹織物アトラスを中心として―」

2月の月間国別特集は、「ウズベキスタン共和国」です。

中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和国で、かつてユーラシア大陸の東西貿易の重要な交通路とされてきたシルクロードとして栄えたエリアでもあります。

シルクロードのオアシスと呼ばれた同国には、今でもオアシス都市が点在し、文化的遺産も多く残っており、ヒヴァ、ブハラ、シャフリサーブス、サマルカンドの各地区がユネスコ世界文化遺産に指定されています。

そんなウズベキスタン独特の文化と歴史を知る機会にしていただければと思います。

そこで今回は、シルクロードから生まれた絹製品をテーマに関連セミナーを開催します。2009年より、JICA草の根支援事業を受託して、ウズベキスタン共和国フェルガナ州で農村復興活動を行っている東京農工大学の川端 良子准教授を講師に迎えます。

かつてウズベキスタンは世界第3位の繭生産量を誇っていましたが、ソビエト連邦崩壊後の経済混乱などにより、生産量が減少し、繭の品質も劣化しました。そこで、東京農工大学では、農家の生活向上をめざして、世界最高の日本の養蚕技術をウズベキスタンに移転するプロジェクトを行っています。

本セミナーでは、ウズベキスタンの人々の生活などを紹介するとともに、ウズベキスタンの養蚕業や、ウズベキスタンの伝統的な絹織物「アトラス(※)」について紹介いただきます。
※ウズベキスタンのシルクはシルクの割合によって数種類の呼び名があり、主にシルク100%のものを「アトラス」と呼んでいます。

講師:川端 良子氏(東京農工大学准教授、国際センター副センター長)
定員:50名(先着順)

参加費:無料

参加方法:下記問合せ先まで、電話またはEメールにてお名前、ご連絡先をお知らせのうえ、お申込ください。

問合せ先:
JICA地球ひろば 地球案内デスク
電話番号:0120-767278
Eメール:chikyuhiroba@jica.go.jp
http://www.jica.go.jp/hiroba/event/201202.html

 

情報元:JICA地球ひろば